医療情報

2020.07.10

胃カメラ検査について

 7月15日から、いよいよ令和2年度仙台市胃がん検診胃内視鏡検査が始まります。当院にも検診の予約の電話が入ってきており、少しずつ地域の方々に認知されてきていることを実感しております。

 当院では、積極的に鎮静剤を用いた苦痛の少ない胃カメラ検査を実施しております。胃カメラ検査には、口からカメラを挿入する経口内視鏡と鼻からカメラを挿入する経鼻内視鏡の2種類があります。通常は経口内視鏡にて検査を行うことが多いと思われますが、のどを通る際に“おえっ”となる反射(咽頭反射)を伴うことが多く、胃カメラ検査が“苦しい、きつい”という印象を持たれる原因になっています。鎮静剤を用いた胃カメラ検査では、この“おえっ”となる反射をできる限り少なくし、リラックスした状態で検査を受けることが可能です。このため、安定した状態で検査が施行できるので、咽頭反射が頻回に起こって条件の悪い中で検査を施行するよりも、より細かな観察ができ、より短時間で検査を終了することが可能です。これに対し、“車で来院した”、“当日の車の運転がどうしても必要”、“鎮静剤を使うのが心配”などの理由から鎮静剤を使えない方に対しては、鼻からの胃カメラ検査をお勧めしています。鼻からの胃カメラ検査では、“おえっ”となる反射の起きやすい部分を避けて食道に挿入されるため、比較的楽に検査を受けることが可能と思われます。ただし、鼻腔(鼻の孔)が狭い、鼻血が出やすい方などでは、挿入時の違和感や検査後の鼻出血が生じる場合があります。このため当院では、この検査の前処置については、鼻腔の十分な局所麻酔と少しでもカメラが余裕をもって挿入できるようにスティック法という処置を全例に行って、少しでも挿入時のトラブルが減るように心がけております。

 また鎮静剤を使用する場合には、必ず血圧と血中の酸素濃度をチェックしながら、少しずつお薬を入れてお薬による副作用(特に呼吸が弱くなること)が極力起きないように、注意しながら検査を施行しておりますのでご安心ください。検査が終了したら、30分から1時間程度ベットの上でお休みいただき、しっかりとお薬の効果がなくなったことを確認してから、検査結果の説明、ご帰宅になります。ただしお車の運転は、鎮静剤の使用時には出来ませんので、お気を付けください。

 胃カメラ検査にかかる費用については、1割負担の方で1500円程度、3割負担の方で4500円程度になります。また粘膜の一部を採取して調べる組織検査が追加になった場合には、それぞれ1割負担の方で3000円程度、3割負担の方で9000円程度になります。

 検査に際して経口内視鏡にするか、経鼻内視鏡にするかは、患者様のご希望により選択が可能です。もしどちらの検査を受けるのが良いか判断に迷う場合でも、詳しくお話をうかがって、より適切な検査の方法を一緒に決めさせていただきます。また当日来院された方でも、事前の食事をとっていなければ(午前の検査であれば朝食を食べていない、夕方の検査であれば食後8時間近く経っている場合)、検査枠の空き状況によって即日の検査も可能ですので、胃カメラ検査で何かご相談があれば、お気軽にご来院ください。

 まだまだ梅雨空とムシムシした天気が続きますが、体調管理にはお気を付けてお過ごしください。

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